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2023.06.15
白川郷は「合掌造り」の家がある世界遺産
みなさんは、「合掌造り」の家を見たことがありますか?
「合掌造り」とは日本の家の建て方の一つです。
今から400年くらい昔の江戸時代に始まった、農家の建て方です。
「合掌」とは手のひらを合わせることです。
家の屋根が、手のひらを合わせたときの三角形に似ていますから、「合掌造り」です。
藁でできた大きな屋根です。
屋根の角度は45°から60°と急斜面です。
なぜそのような形をしていますか?
「合掌造り」の家は、雪がたくさん降るところに建てられています。
雪や雨を屋根の上からかんたんに落とすことができる形にしたそうです。
また、屋根裏で蚕を育てている「合掌造り」の家がたくさんあります。
蚕は広い場所で育てますから、屋根裏が大きくなるように、屋根を高くしたようです。
近代化した日本で「合掌造り」の家がある場所は少ないですから、見たことがない人がたくさんいます。
どこに「合掌造り」の家がありますか?
- 岐阜県大野郡白川村白川郷
- 富山県南砺市五箇山
この2つの場所は、1995年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産になりました。
たくさんの人に人気がある観光地です。
昔の日本の景色を見に行こう
近代化した今の日本でも、昔の日本の良さを感じられる場所はたくさんあります。
そして、特におすすめなのがこの白川郷です。
江戸時代から明治時代に建てられた「合掌造り」の家がありますから、その時代の日本人の生活せいかつや知恵を学べます。
集落の景色はとてもきれいです。
また、雪が積もるとさらにきれいで神秘的です。
白川郷には、「源平合戦(1177~1185)」という戦争で負けた平家の武士たちがかくれて住んでいたという伝説があります。
その人たちがどんな生活せいかつをしていたかいろいろと想像しながら景色を見て楽しんでください。
白川郷には雪の季節に行こう
白川郷の景色は、いつ見てもとてもきれいで、心が落ち着きます。
木と藁でできた古い三角形の家が、山にかこまれたところに何軒も建っているのを見ると、400年くらい昔の日本に旅をした気持ちになります。
しかし、一番のおすすめは雪の季節です。
白川郷では12月の終わりから雪が降り始め、冬の間とてもたくさんの雪が積もります。
集落と、そのまわりの山のすべてが雪で白くなった景色は幻想的です。
夜になって、家や道に電気がつくと、きれいな夜景が楽しめます。
一生心に残る思い出になるでしょう。
白川郷をさらに楽しむ方法
温泉に入ろう
白川郷の近くに温泉がありますから、行ってみてください。
ほとんどの白川郷のパック旅行では温泉にも行きます。
値段は2泊3日で15万円くらいです。
外国人が参加できる2万円くらいのツアーもときどきあるようです。
旅行会社のホームページで調べてください。
世界遺産になって有名になった白川郷には、昔の日本の良さがたくさんあります。
ぜひ、一度行ってみてください!