はじめに

日本語は、ちょっと絵みたいですよね。いろいろな形があって、たくさんの線を使っている 複雑な字があったり、とても 簡単な字があったりします。
形を覚えて読むことは 簡単ですが、書くのは難しいと言う人は多いです。

読み方と形を 覚えたら、パソコンやスマートフォンを使って、日本語を入力することができます。
でも、手で書く時は、全部自分で考えなければなりません。ですから、大変です。
日本人も、手で書くことができる漢字はあまり多くありません。
そして、字を書くのが上手な人と下手な人がいて、下手な人が書いた字は日本人でも読みづらいと言われることがあります。

日本語を書くときに大事なのは、字の「バランス」です。
一つの文の中で字のバランスがいいと、読みやすいです。学校以外で日本語を手で書くことは少ないかもしれません。ですが、履歴書など手で書く書類もあります。
読みやすい日本語を書く時に、大切なことを 紹介しますから、 参考にしてください！

漢字は少し大きく、ひらがなは少し小さく

文を書く時は、漢字を少し大きく、ひらがなを少し小さく書くときれいです。
大きすぎると変ですから、気を付けてください。

写真：未「今日は朝10時から授業があります。」と書かれた写真2種類

「4つの□」を考えながら書く

一つ一つの字をきれいに書くためには、「4つの□」を考えるといいです。
学校の教科書やスマホのアプリ、日本語のテキストなどで、このように□が4つある上に字が書いてあるのを見たことはありますか？

日本人もみんな、このように「□」を使ってきれいな形で書く 練習をします。
どんな形で書くときれいかがわからないときは、大きな字を 印刷して上に「＋」を書いて、形を見ましょう。
お店（100円ショップなど）で売っている「漢字練習帳」を使うと、ひらがな、カタカナ、漢字をきれいに書く練習ができます。
あなたの名前をきれいに書くことができたら、みんなびっくりすると思いますよ。

ちゃんと見て書く

写真：未

上の2つの漢字は、何が違うかわかりますか？2つのひらがなは、どうでしょう。
少し違うだけですが、日本人は 間違っている字を見て、「 なにかが違います」と思います。
みなさんは、「同じだ」と思うかもしれません。でも、違います。
もちろん読むことはできますが、日本人は、文字の形がちょっと違うだけで気になります。
みなさんが思っているよりも気にしているかもしれません。特に、大事な 書類を手で書くときは気を付けましょう。

「、」と「。」を上手に使う

日本語を読んでいると、「。」から次の「。」までがとても長いことがありますが、そのような文は読みづらいですから、良くありません。1つの文を長く書かないほうがいいです。
「でも」「ですから」「そして」などは、1つの文の中に3つ以上入れないほうがいいと思います。

漢字をたくさん使う

書く練習ができるウェブ サイト

言葉を覚えるためには手で書くといいです。
日本人もたくさん手で書いて言葉を覚えます。
みなさんもたくさん書いてたくさん 練習しましょう！

漢字を書く 練習

漢字は手で書くといちばん覚えることができます。
漢字ドリルのJAKKA
https://www.jakka.jp/
日本の小学生が漢字を勉強するためのテキストがたくさんあります。
漢字を 練習するためのとくべつな紙を印刷する（いんさつします）こともできます。

ひらがなを書く 練習

ひらがな 練習プリント – ちびむすドリル
https://happylilac.net/hiragana-h.html

日本人の子供がひらがなを書く 練習をするウェブ サイトです。ひらがなを勉強したい人にとてもいいです。

かきかたプリントメーカー
https://kakikata.maripo.org/

ひらがなを書く 練習をするためのプリントをつくることができます。
きれいなひらがなを書く 練習にいいです。

日本語を書く 練習

無料でできるペン習字
http://v157-7-208-254.myvps.jp/penmanship/

すきなことばを書いたら、お手本が下にでます。
さいしょはちょっとむずかしいですから先生や日本人のともだちに使い方を聞きましょう。
使い方がわかったらとてもべんりです。

日本人が書く字は、人によって違います。読みやすい字はどれですか？読みにくい字はどれですか？なんで読みやすいのか、なんで読みにくいのか、考えてみましょう。あなたが日本語を書くとき、 役に立つと思います。
日本では、「字がきれいな人は、まじめで信用できる人だ」という考え方があります。きれいな字を書くことができるように 練習しましょう！